子供が生まれて少したってから、義理の両親から「ロク(息子)の記念樹を植えよう!」と提案がありました。
妻の実家には既に、ブルーベリーや栗、桃、梅、リンゴ、ぶどう、パッションフルーツにアンズなど様々な樹木が植えられており(農家さんで土地が広大)、いざ植樹しようとしても何の気が良いのか少々悩みました。
そこで、自分がニュージーランドに滞在していた時に1ヶ月半ほどキウイ畑で働いていたことから、キウイフルーツの木を植えてもらうことにしました。
キウィはどんな木?栽培方法は?
栄養価満点のキウイフルーツ!
キウイフルーツの木は、実はマタタビ科の植物。
そのため、ニュージーランドで働いていた時も、野良猫がキウイの木の下で酔っぱらってごろごろしているのを良く見かけました。
キウイの樹でもネコは酔っぱらうんですね。
1つ心配なのは、キウイの木を植えたことで野良猫を集めてしまい、妻の実家の畑の他の作物が荒らされてしまいやしないかということ。もしかしたらネコ除けが必要かもしれません。また、種などから育てる場合は、苗を野良猫にかじられないように注意が必要です。
ニュージーランドのキウイ畑で働いていた時の記憶
僕がNewZealandのキウイ畑で働いていたのは2月頃(南半球なので夏)です。
出荷まであと1〜2ヶ月という時期で、主にやった作業は「間引き」です。
場所は、南島のMotueka(モトゥエカ)という町。近くに国立公園のあるのどかな町です。
ニュージーランドのキウイ畑の木は、中央からアーチ状になって連なっているものが多かったです。
僕らは、そのアーチの中に入って「奇形」や「ささくれがある」果実を捥いでは地面に落としていくという作業をしました。
アーチ状に分かれた木からは、沢山のキウイフルーツがぶら下がっているのですが、中には変な形(奇形)のものがあります。
これらのキウイは早い段階で間引きます。
明らかに形が違うものは触ってすぐにわかりますが、要注意なのは1枚目の写真の二股に分かれている小さいほうの実に、うっすらスジが入っています。
正常な形をしたキウイでも、ヘタの方に「ささくれ」のような革が少しめくれているものがあればそれも間引き対象になります。そのささくれの始まりを放っておくと、先ほどの写真の様に実全体にささくれが裂け、筋のようになってしまい出荷できません。
これらは出荷出来ない上、そのままにしておくと養分を吸うので間引きます。
この作業、、地味に男性にはキツイんです。
キウイフルーツピッキングが男性には辛い理由
その理由は、
キウイフルーツの木は、高さが約150~160cmしかないからです。
僕がやった作業は正確にはピッキングではないですが、基本は同じ。
アーチの中に入って、プチプチ手でちぎるためには中腰の姿勢で作業し続けなくてはいけません。
この時ばかりは背の低い人が羨ましかったです。
<一緒に働いてたタイ人のアルビン。身長は160センチ位>
「働いてる人は男性が多いし、もっと高く育てればいーじゃん」と思いましたが、高く育てすぎると作業に支障が出る(上の方の枝の伐採作業や、収穫作業が困難)ので、多少中腰姿勢を強いられても誰でも届く高さに作るのは当然か、と解釈して仕方なく働いていました。
<2008年当時の写真。緑の帽子が僕。山登りと畑仕事ばかりで腕が黒い。。>
キウイフルーツ畑で働いていた時に、毎晩見ていた景色がありました。
日中、ずっと緑の木の中でキウイを捥いでた僕は、夜寝床に入り目を瞑ると眼前に緑の球が幾つも並んだ残像をよく見ました。1日8時間ほど畑でキウイを見続けたせいで、残像がまぶたの裏に残り、寝る時にまでキウイが見えました。
キウイの間引き作業もエキスパートになっていき、目をつぶりながら木になっているキウイに触れると適正サイズがどうかが一瞬で判別をつけることができるようになりました。
キウイの木に実がなるのはいつ??収穫までの期間は?
キウイは順調にいくと3年目で花が咲きます。そして収穫は4年目以降になります。
また、雌雄異株なので、雄と雌の2本の苗木が必要なので注意が必要です。
息子の記念樹が身を付けるまであと4年(苗木から植えてるので、3年かな?)
息子と一緒に収穫をするのが今から楽しみです。
以上、キウイフルーツ豆知識でした。
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