絵描きパパの育児実験記ロクLABO

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子供の虫歯予防にフッ素塗布は効果的?!フッ素塗布の料金やリスクは?

健康 健康-その他

先日、妻が息子と一緒にママ友に会った時の話。

ママ友さんは、その日息子さん(ロクと同じ月齢)を連れて、歯医者で息子さんの歯のフッ素塗布をしてもらってきたそうです。子供の虫歯の本数増加が話題になっている昨今ですが、僕は一番の虫歯予防は食生活と歯磨きの習慣化だと思います。

しかし、離乳食後に歯磨きをしようとしても全力で嫌がるロク君。

<噛む歯ブラシを渡しても、オモチャと思ったのか下に落として遊ばれてしまいます>

 

先日の記事のように、シリコンの噛んで歯を磨くタイプの歯ブラシもありますが、生後10ヶ月を過ぎて物を落として遊ぶようになってからは、この歯ブラシはもう彼にとって椅子から落として遊ぶオモチャという認識。

フッ素塗布をしてもらう事で、虫歯予防につながるのであればそれも一つの選択なのかなと思い調べてみることにしました。

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乳幼児のフッ素塗布賛成派と反対派の意見

 調べてみると乳幼児への歯のフッ素塗布は賛否が分かれているようです。

反対派の意見

反対派の意見としては、

  • WHO(世界保健機構)では6歳未満へのフッ素塗布は積極的には勧めていない
  • そもそも歯磨きをしっかりすれば問題ない
  • 赤ちゃんにまでやる意味がわからない
  • フッ素塗布をすれば虫歯にならないと親が勘違いしてしまう
などが見受けられます。
最後の「フッ素塗布すれば虫歯にならないと勘違い」というのは反対派の歯科医師の方の意見でした。
 
これは後述しますが、フッ素塗布は一度やれば良いのではなく、一定期間、1年に3,4回受けて初めて効果があると言われています。

賛成派の意見

賛成派の意見としては、
  • 乳幼児期の歯のフッ素塗布は虫歯予防に効果的である
  • 乳幼児期の歯の柔らかい時だからこそ効果がある(大人では子供ほど虫歯予防の効果はない)
  • 子供の歯は、大人の歯と違い再石灰化が進んでいないために虫歯になりやすいから
  • フッ素塗布で使用するフッ素の毒性はほぼ無い
  • フッ素は自然界にある(食品にも含まれる)
などです。
フッ素塗布が子どもの時ほど効果的だというのは調べて初めて知りました。子供のころからそんなのする必要が無い、というよりは「子供の時だからこそやった方が効果的」なんですね。
リスクも理解した上で、自身の判断で必要と思えば歯科医師に相談してみるといいでしょう。

フッ素の過剰摂取による中毒症状のリスク

多くの方の一番の懸念はここだと思います。
フッ素は過剰に摂取すると中毒症状を起こす可能性があります。
これはもちろんリスクですね。
 
反対派の意見にもありますが、WHOは6歳未満に対するフッ化物の使用を勧めていません。
 
しかし、日本全国の幼稚園などではフッ化物での洗口がたくさん行われています。これは、日本では「水道水のフッ素化がなされていないこと」や「うがいの練習を進めることで間違って飲み込んでしまわないようにしているから」が理由としてあげられています。
 
フッ素の推奨摂取量に関しては、全ての飲食物に微量ながらフッ素が含まれている事や、国によっては水道水のフッ素化が行われている(日本では行われていない)ため、国際基準のフッ素摂取許容量を判断材料にするのは難しいところです。
 
一般的にフッ素の急性中毒症状がでると言われている最小量は 2mgF/kg(体重)とのことで、体重が10Kgの子だと、上限は20mgとなります。これは、塗布する薬剤を全量飲み込んでも中毒症状は発現しない量だそうです。*1
 
今回のように、歯医者での専門家によるフッ素塗布は、過剰摂取にならないように薬剤量も調節されているので、中毒の心配はないでしょう。
 
しかし、ドラッグストアなどで手に入るフッ素配合の洗口薬(うがい薬)などを使う場合は、「濃度に注意して使うこと」「うがいが上手くできない月齢では使用しないこと」など、注意が必要です。

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(歯科医で塗布してくれる子供用のフッ素は、甘い味がするようで息子はしばらくもぐもぐしてました。)

乳幼児のフッ素塗布の値段は?

フッ素塗布は、虫歯の治療ではなく「予防目的」のため、基本的には保険適応外となり有料です。
虫歯が既にあり、治療と合わせてフッ素塗布をする場合は保険適応となる場合がありますが、歯科医院によって値段が違うことが多いので、お子さんのフッ素塗布を考えている場合は、予め歯医者さんに確認をした方が良いでしょう。
調べてみると、フッ素塗布自体は数百円から千円程度でやってくれるところが多いようですが、初診料と合わせたりする事で、2~3000円程度になる場合もあるようです。
 
また、自治体によっては一定の年齢になるとフッ素塗布の無料券などを配ってフッ素塗布を推奨するところもあったり、歯医者さんによっては無料でやってくれるところもあります。(息子のロクは、無料でやってもらいました)
 
前述したように、フッ素塗布は定期的に行う必要があるため「フッ素塗布は無料だからこの歯医者さん、虫歯はこっち、、」のように歯医者さんを掛け持ちするのはお勧めできません。継時的にお子さんの歯の状態を見てもらうという意味でも、1か所で診てもらうべきですし、フッ素塗布の金額でかかりつけの歯医者さんを決めないように注意しましょう。

フッ素塗布に関する国・専門家の見解は?

では、専門家の意見はどのようになっているのかというと、日本歯科医学会では下記のように記されています。
日本歯科医学会医療問題検討委貝会フッ化物検討部会は日本歯科医学会の要請を受け、「フッ化物応用についての総合的な見解」をまとめました。その結果、むし歯予防を目的としたフッ化物の応用は、わが国における地域口腔保健向上へのきわめて重要な課題であることをあらためて確認し、1999年11月1日、以下の2点の推奨を結論とする最終答申を提出しました。すなわち、①国民の口腔保健向上のためフッ化物の応用を推奨すること、②わが国におけるフッ化物の適正摂取量:AI (AdequateIntake)を確定するための研究の推進を奨励すること
そして、日本口腔衛生学会の見解は、

わが国における当該問題に関する専門学会である日本口腔衛生学会は、2002年、「今後のわが国における望ましいフッ化物応用への学術支援」において、21世紀のわが国における国民の口腔保健の向上を図るため、専門学術団体として、フッ化物局所応用ならびに水道水フロリデーションを推奨するとともに、それらへの学術的支援を行うことを表明

 とあります。

 

最後に、国の見解として厚生労働省は2003年1月に、全国の都道府県知事に対し「フッ化物洗口ガイドライン」というものを通知しています。

この通知において厚生労働省は、健康日本21における歯科保健目標を達成するために有効な手段として、フッ化物の応用は重要であること、厚生労働科学研究事業において「フッ化物洗口実施要領」を取りまとめたことを踏まえ、「フッ化物洗口ガイドライン」を定めた

これらのことから、専門家や国としての見解は「フッ化物を使った口腔衛生は有効であり、国の施策として勧めている」ことが分かります。

まとめ

乳児期にフッ素塗布をする事で、虫歯予防に効果的ということが調べてみて分かりました。反対派の意見もありますが、僕の感想としては、「息子の身体的負担があまりなさそうなこと」「実際に効果があること」からやってあげて良かったなと思います。
 
ただ、フッ素塗布は「2、3ヶ月に1度定期的に継続して受ける必要がある」「フッ素塗布をすれば歯磨きをしなくて良いわけでは無い」という点を、しっかりと認識した上で受ける必要があると思います。
 
また、フッ素塗布をして、歯磨きをしっかりしていても、食事の時間帯や食べ方(ダラダラ食べ)などによっても虫歯のリスクは高まります。フッ素塗布はあくまで虫歯予防の1手段で万能ではないことを心に留めておくことが大切でしょう。
 
大切な子供の歯を健康に保つために、歯のフッ素塗布というのも手段の一つとして検討してみてはいかがでしょうか。
 
<健康・予防医療に関する過去記事>
 
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*1:乳幼児のフッ素塗布は何歳位からが適当でしょうか?